湯灌
(ゆかん)
遺体を棺に入れる前に、遺体を洗浄して清めることです。
まず浴槽で、穴詰め(耳、鼻、肛門などに脱脂綿を詰める)、傷などを目立たなくする処置、腹水を抜く処置を行います。
次に、足元から胸元まで身体全体をシャワーによって洗い清め、洗髪、髭剃りを行い、うぶ毛を剃ります。
遺体を浴槽から布団へ移し、髪を整え、爪を切り、死化粧をほどこして、死装束をまとわせます。
映画『おくりびと』で主人公が湯灌を行っており、注目を浴びました。
欧米などで行われている「エンバーミング」(死体防腐処理)と同一視されることもあります。
しかし、土葬を前提とした欧米での遺体処置と、火葬までの遺体保全に宗教的な意味づけをしている日本の湯灌とは、本質的に異なるという意見もあります。