2012/1/27(金)
法要・法事といえば、葬儀・告別式の後の儀式として初七日や忌明けの四十九日の法要というものが思い浮かぶと思います。
そもそも法要を行なう理由は、仏教での考え方からきています。
人が生まれる事を「生有」生まれてから死ぬまでを「本有」
そして寿命が尽きたときを「死有」とよびます。
死有から次の生有までの間の事を「中有」あるいは「中陰」と呼んでいます。
人は死後七日目から七日ごとに七回お裁きを受けるとされています。
その裁定によって来世の行き先が決まるといわれています。
宗教的なことを無視して日本人としてわかりやすく言うのであれば、
閻魔大王に裁かれて地獄に落ちるか天国にいくかが決まるというものです。
そして、その七週間(四十九日間)を「中有」と呼んでいるのです。
七日ごとに法要があるのは、お裁きのときに極楽浄土(天国)に行ける事を願って行なうものです。
というわけで、亡くなられてから七日ごと七回の法要が行なわれてきていたのです。
本来はすべての法要を行うものなのですが、
今ではすべてを執り行なうという事はほとんどなくなってきています。
一般的には初七日の法要と四十九日の法要の二つだけを行なうという場合が多いですね。
特に来世の行き先が決まる「満中陰」とも呼ばれている
最後の裁きの四十九日目は最も重要な法要とされていますので、必ず行われているものです。
この日で忌明けとなりますので、法要後には会食を開きます。
残りの法要に関しては、実際には行なわれる事は少ないといってもいいかもしれません。
初七日の法要は形として行なわれているのですが、
葬儀当日の最後の儀式のように引き続き行なうというのが一般的になっています。
四十九日の法要も一緒にしてしまうという場合もあるということですが、
いろいろな諸事情があるといっても、個人的にはそこまでまとめるのはどうかという気持ちはあります。
又、ほとんど行なわれる事の無いほかの日の法要ですが、
35日目の「五七日(イツナノカ)」は、閻魔大王の裁きの日ということで重要な日とされています。